なぜ変わってる人は叩かれるのか?進化論を元に説明してみた
なぜ変わってる人は叩かれるのか?進化論を元に説明してみた
「リーダー格のような存在がいて、逆らえずに困っている」なんて人は、
リーダー格から気に入られようとする事はやめちゃえ!グループからも出て良い!
といった内容を昨日書きました。
私としては、「集団で群れてる必要なんて全くない!」「むしろ群れるな!」という意見です。
ただ今回はいったん落ち着いて、
「なぜ変わってる人は叩かれるのか?」
という事をダーウィンの進化論を元に書いていこうと思います。
本記事の内容
- 遺伝的な背景
- 変わり者を叩くと快感を得る
- ”群れの中でうまくやっていくセンス”がなさそうな人は叩かれる
- まとめ
遺伝的な背景
ダーウィンの進化論において、進化が起こる理由として考えられている事のうちの一つに、自然淘汰というものがあります。
自然淘汰とは、環境に適した遺伝子を持つものだけが生き残っていき、環境に適さない遺伝子の持ち主は絶滅していくという事です。
ところで、人間はもともとサルに近い動物で、自然の中の弱肉強食の世界で生きてきました。
自然界では、他の動物がそうであるように、群れを成して行動している方がメリットが多いのです。
ここで、
”群れの中でうまくやっていくセンス”
が無い個体が、群れの中でどうなるかと言うと、群れを追い出されるか、殺されるかなどの制裁を食らいます。
なぜなら、”群れの中でうまくやっていくセンス”が無い個体を抱えていると、群れ全体にデメリットが生じてしまうから。
例えば、群れで獲物を捕まえて、仲間同士で共有して食べるという場合、
群れの中に、全く活躍しない個体がいたとします。
働かないけど餌だけは食べるという怠け者スタンスな奴です。
こういった奴は、自分たちの群れの足を引っ張るだけになりますよね。
なので、こういった怠け者には制裁(サンクション)が下されるのです。
よって、
”群れの中でうまくやっていくセンス”
がある個体が生き残っていき、ない個体は絶滅していったことになります。
つまり、今生き残っている人は、
”群れの中でうまくやっていくセンス”
が無いと見なした者を叩く習性が、遺伝子に刻まれているのです。
変わり者を叩くと快感を得る
その遺伝子の持ち主である人間が、具体的にどういう仕組みで変わり者を叩こうとするのかと言うと、
「変わり者を叩くと快感を得る」という仕組みによって成り立っています。
言い換えると、「変わり者を叩くと快感を得る」ような脳の構造をした個体が生き残ってきたわけですね。
”群れの中でうまくやっていくセンス”がなさそうな人は叩かれる
そうなると、現代の人間界に存在している人間は、ほぼ、
”群れの中でうまくやっていくセンス”
を持ち合わせている個体たちなのです。
ただし、”群れの中でうまくやっていくセンス”と一言で言っても、
例えば、「信頼されるセンス」「同調するセンス」「同情させるセンス」などの要素が無数にあります。
このうちどれか欠落しているとみなされると、
「変わっている」と言われたりするのです。
そういうわけで今の社会でも、何かセンスに反してそうな事があると、皆がこぞって叩くという構図があるのです。
まとめ
なぜ変わってる人は叩かれるのか?という事を、進化論を元に説明してみました。
しかし、私としては、今の時代は叩かれても問題ない!と考えています。
これについても理由を述べたいので、またの機会に書かせてもらいます!
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