ワクワクしちゃえよ

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量子力学は、引き寄せの法則を証明してない?

スピリチュアルな話で、量子力学が使われる事が多いです。

量子力学が、引き寄せの法則を証明した!」

と言われていますが、

私は、「量子力学引き寄せの法則を証明していないのでは」と考えます。

 

こう言うと、「は?てめぇ散々引き寄せの法則について書いておきながら引き寄せの法則を信じてないのかよ!」と思われてしまうかもしれませんが、

私は基本的に引き寄せの法則を信じてる側です。

「じゃあなぜわざわざ引き寄せの法則は証明されてないみたいな事書くんだよ!」これについての理由は、前回の記事で述べた通りです。

 

私は、一応量子力学を勉強してきました(本当全然至らないところはありますなんか豪語みたいですいません)ので、せっかくだからここで紹介したいと思います。

出来るだけ簡単に説明させてもらいます。

 

量子力学というのは、分子や原子、電子などのミクロなものについての、現象を説明する学問です。

 

量子っていうのは、電子などのミクロな粒子よ別の呼び方です。(簡単に言うと)

(ある時は粒子の振る舞いをし、ある時は波のふるまいをするものを量子と呼びます。

ミクロの粒子は基本的に量子です)

 

力学っていうのは、物の動きや現象を説明する学問です。

 

つまり量子力学っていうのは、

目に見えないめちゃくちゃ小さい物の動きを数式で説明しようという試みです。

 

なんでこんな学問があるのかというと、

ミクロな世界のものを、目に見えてる現象(ボールが落下するとか)と同じように説明しようとすると、通用しなくなるからです。

例えば、マクロな世界で使えてた数式をそのまま使うと矛盾が起きたりします。

 

「じゃあ、ミクロなものの動きも説明できるようになりてえや!」

という事で、量子力学という学問が設けられてるわけです。

 

目に見えてるボールなどを扱う力学という分野は、目に見えているので人間の直感でも理解しやすいはずです。

日々目で見て体験しているので、当たり前として受け入れやすいでしょう。

 

ところがマクロの世界になると、そのような当たり前とされていた事が成り立たなくなります。ミクロでは起こりえない事が起こっていたりするのです。

 

そうなると、「神秘的、、、!量子力学にはスピリチュアルを感じる、、!」と感想を抱く人も出てきて仕方がないと思います。

 

しかし、量子力学は、ただの現実なんです。

人の心についての学問でも何でもなく、ただの物理です。

目に見えないだけで、宇宙では当たり前に起こっている事を記述しているだけなのです。

 

そして、量子力学をいくら学習していっても、「人の感情」や「人の思考」についての記述は一切ありません。

人によってはそれに似たニュアンスと取れるものは出てくるかもしれませんが、何れにせよ違います。

 

その例としてあるのが、

まさに量子力学の基本的な部分である、

不確定性原理」に関するものです。

電子などの粒子には、不確定性原理という性質があります。

 

不確定性原理とは、

式でいうと、

ΔxΔp≧h/4π

(この関係は不確定性関係という)

と表されるものです。

Δxは、位置の不確定さ

Δpは、運動量の不確定さ(速さに比例する量です)

h/4πは、ゼロより大きい定数です。

 

つまり、

(位置の不確定さ)×(運動量の不確定さ)

が必ずh/4πという数より大きくなるので、

位置の不確定さ、運動量の不確定さが、ゼロにならない、つまり確定しないという事なんです。

 

分かりずらかったらすみません、

さらに簡単に言うと、

電子などの粒子の位置、速さの値は計算できない!

という認識で結構です。

 

このように量子には、挙動を値として算出できないという性質があるのですが、

確率的に算出する事が可能なんです。

例えば、「次この粒子がこっちに居る確率は〜%だ!」というような計算はできるんです。

 

そしてその、粒子の動きは、観測して初めて確定するのです。

 

つまり、観測するまでは確率的にしか分からないが、観測したら確定するという事です。

 

例えば、

ある粒子が次の瞬間、

Aに居る確率が50%で、

Bに居る確率が50%のとき、

観測するまでは、

どちらでもあるし、どちらでもない、

いわゆる不確定な状態です。

それが、観測した瞬間、AかBどちらか一方に居る事になるのです。

 

不確定性原理とは、こういった話です。

 

ここで、引き寄せの法則に話に繋げてしまう事があるのです。

 

「観測して初めて現実が決まる」

だから

「人の思考が現実を決める事が出来る」

という言い分です。

 

この「だから」は、論理的ではありません。

 

人が観測して初めて現実が決まるからといって、人の思考が現実を決めるとは言い切れません。

なので、引き寄せの法則の証明にはなってません。

そういうわけで、前回の記事で、

量子力学」が「引き寄せの法則」を証明したと言うのには早すぎる!と書いたのです。

 

以上です。

今回の説明では情報量が少なすぎたかもしれません。

もしくは、いやいやもう十分!という方もいるかもしれません。

どちらにせよ、量子力学への誤解が解けたらと思います!

たとえ、今の科学が引き寄せの法則を証明出来なくとも、信じた方が都合が良いなら信じてしまえば良いのではないかと思ってます。