子供はなぜ言う事を聞かない?他人を操ろうとして結局傷つくのは自分!
子供はなぜ言う事を聞かない?他人を操ろうとして結局傷つくのは自分!
「勉強しなさい。これはあなたのためを思って言っているのよ」
というセリフってよく耳にしますよね。
このセリフがいかに矛盾したものかをここで書いていこうと思います。
子供に対してに限らず、人を操ろうとする人に関して、
誤った考え方があるので書いていきます。
この記事の内容
- 課題の分離が大切
- 勉強しなさいと言う親
- 親は自分のために言っている
- 操ろうとすると最終的に困るのは自分!
- 人を操ることはできないが、助言ならできる!
- まとめ
あなたの子どもはなぜ勉強しないのか そのアドバイスが子どもをダメにする [ 喜多 徹人 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 教育・福祉 > 社会教育
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課題の分離が大切
あなたがどう動くかはあなたの課題で、
他人がどう動くかは他人の課題です。
人はそれぞれ自分の課題を持っており、そこに他人が足を踏み入れることはできません。
それぞれの課題をきちんと分けて考える事を、「課題の分離」と言います。
勉強しなさいと言う親
例えば、親が子供に勉強をさせるという状況を考えてみましょう。
勉強しない子供に対して
親が「勉強しなさい。これはあなたのためを思って言っているのよ」
言いうシーンがあります。
勉強をすると決断できるのは子供です。
勉強しないで後々困るという状況を体験するのも子供です。
なので、「勉強するかどうか」は、子供の課題になります。
親の課題ではありません。
この例では、親が「課題の分離」をできていない事になります。
親は、「勉強しなさい」と言って子供を操ろうとしているわけですから。
親は自分のために言っている
親は、子供のためと言っていますが、実は自分のために言っている事が多いです。
子供が勉強することが、なぜ自分のためになるのか?
本人でないのでわかりませんが、おそらくは、
「支配欲によるもの」
「勉強ができる子供を持つ自分になりたい」
「子供が仕事につけなくて介護もろくに受けられないのは御免」
いった事でしょう。しかし、親本人はこれに気付いていないのです。
本当は自分の欲求のために言っている事に気づかず、「自分は子供のためを思って言っている」と本気で思っているのです。
なので、この話をしたところで信じて聞かないんじゃないでしょうか。
操ろうとすると最終的に困るのは自分!
ただし、課題の分離が出来ていない状態が続くと、親の方が困る事になります。
親は「子供を操ろうとしている」ものの、「完全に操ることは不可能」だからです。
はじめの方は言う事を聞くかもしれませんが、子供は他人なので完全に従わせることは不可能です。そのうち、反抗的な態度をとったりするでしょう。
そのとき親は、説得すれば子供は自分の言う事を聞いてくれると誤解しているので、
「なぜあの子は自分の言う事を聞かないの?」と困惑するでしょう。
そんな事になるなら、はじめから他人を動かすことは諦めておいた方が傷つかないで済みます。
人を操ることはできないが、助言ならできる!
親が子供を操ることはできませんが、
「自分が勉強した事で為になったという経験談」を話すなどの、助言は可能です。
他人が出来ることは、その人の決断を助ける支援はできます。
まとめ
以上です。他人を操れないって知ってた方が良いという話をしてきました。いかがでしたか。
この理論で言うと、
勉強しろ!と子供に言ってきかない親に、「勉強しろって言うな!」と言っても聞かないのです。
なので、そういう親を見かけても謎のループに巻き込まるのではなく、
子供は他人だから操れない旨を伝えるか、それを言ったところで牙がこっちを向くなら放っておくのも手かもしれません。
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