「〜しなければいけない」みたいな言葉には注意!
世の中の成功者から身近な人まで、色んな人が私たちにアドバイスをくれます。
今回注意したいアドバイスとして挙げたいのは、
圧力を感じさせたり、
焦りを誘発させたり、
罪悪感を感じさせたり
するようなアドバイスです。
例えば、
「もう3年目だからこの資料作りは出来ないと」とは、
「相手の事を考えて接しろよ!」
とかです。
別にこういうアドバイスをするのも聞くのも良いですが、注意点があります。
こういうアドバイスは、
「発言している人が勝手に自分に課したルールを喋っているだけ」
という場合があるからです。
例えば、
「3年目だからこの資料作りは出来ないと」というセリフ。
3年目なら、その資料を作れる状態にあるのが普通という前提で話しています。普通って言われちゃうと正論っぽくなります。そして、こんなこと言われると焦ります。普通から外れる事に恐怖心を抱きます。
ただし、言われた人は、資料作りをする機会が一度も無かった3年目である可能性もあります。人によって違うので、普通こうだと言っても、それは発言者が勝手に定めたルールに過ぎません。
「3年目でその資料が作れなかったらダメ」なんて決まりが会社にあるなら別ですが。
これは、資料作り出来なくても良い!
って話じゃありません。
ただ、相手が勝手に決めた「正論っぽいルール」があるので、それに踊らされないようにしたいという話です。
「相手の事を考えて接しろよ!」とかいうセリフって、罪悪感を感じさせるような言葉なのでド正論に聞こえます。しかも反論したらおそらく叩かれます。
ただし、正論に聞こえても、それはその人が勝手に自分に定めたルールに過ぎません。
人が自分に課したルールを言われたまま従う必要はありません。
(これも同様、相手の事考えなくて良い!という話ではありません。)
・圧力
・焦り
・罪悪感
を相手に感じさせるのは、ツールとして使われているだけに過ぎない場合があります。
相手を説得して動かしたい場合や、
自分の話に説得力をつける為には、
これらのツールを使うと上手くいく事があるからです。
逆に言うと、自分な話に説得力が無いと、このようなツールに頼る事が多いのです。
これはツールに過ぎないと分かって仕舞えば、他人に操られる事もないでしょう。
正義という言葉を掲げ、一見反論不能にする事をいじめに利用するなどの場面があるので、書かせてもらいました。
こういうのに遭ったら、反論しても無駄です。相手にとっては正義なのですから。
流すか逃げるのが得策だと思います。
という事で、このようなアドバイスには注意しましょう。