目の前に苦痛を感じてそうな人がいる時!
他人から愚痴を言われたり、深刻な状況を目の当たりにすると、自分まで辛くなってしまう事があるかと思います。
こういう時、自分が辛くなってしまう理由は、
目の前にいる人が苦痛な状況にいるからではありません。
自分が、その人の苦痛な側面に着目してしまってるからです。
相手のどの部分を見るのかを決めるのは自分です。
相手を見て幸せそうだと感じるのは、自分が相手の幸せそうな側面を見ているからに過ぎないし、
不幸せそうだと感じるのは、自分が相手の不幸せそうな側面を見ているからに過ぎません。
自分が、相手のどの側面を見るか選択できる事を知らないと、成り行きに任せてしまうため、相手が作り出す空気に流される事になります。
「目の前の相手によって、自分は苦痛と感じなければいけない。それを自分にはどうにもできない。」という状況になります。
それは、自由とはかけ離れています。
これこそが本当の「苦痛」です。
目の前の相手が苦痛そうだと思い、自分も辛くなってきてしまったら、一度立ち止まって「肯定的な側面は無いか?」と自問してみてください。
すると、相手にとって良い部分を見つめる事が出来て、自分が悪い感情になる事は無いでしょう。
「相手が提示してきた問題を見ないのは、相手を見捨てる事になるのでは無いか?」と思われるかも知れません。
これは、相手から相談された事を、「知らない!」と無視しろという話ではありません。
一緒になって「悲しい」と言って落ち込んでしまう必要は無いという話です。
相手が問題を抱えていても、「良い側面は無いか?」と自問する事で、解決策が見えてくる事もあります。
「この問題の深刻さ」より、「良い捉え方や、解決できた時の明るい気持ち」に焦点を当てた方が良いでしょう。
自分が良い気分になるのは、自分だけでなく相手にとっても良い対処法と言えます。
何故なら、気分が良い状態でいる事を相手の前で示してあげているからです。つまり、自分が「気分が良ければ良い方向に向かっていく」という事を相手に体現してあげる事になるからです。
一緒に悲しい気持ちになったとしても、何も良い事が起こりません。
相手はさらに悪い事を引き寄せる方向に向かうし、自分も巻き込まれます。
良い事ありませんよね。
何か相談されて手を貸すにしろ貸さないにしろ、自分は良い気分でいましょう!