意図的創造には障害物が2つある
嫌な頼み事を断ろうと考えても、なかなか断れないという事ありますよね。
これをやめるには、信念を覆すしかありません。
意図的に自分が欲しいものを引き寄せていく事(意図的創造)がうまくいかない理由として、2つの要因が挙げられる。
・他人の信念の影響
・自分自身が今まで持ち続けてきた信念の影響
である。
今回の話では、どちらも関係していると思われる。
前者の「他人の信念の影響」については、
世の中では、「他人の頼み事を断るのは、自己中心的な奴だ」という空気がある。この空気を浴び続けていれば、「そうか、頼み事を引き受けなきゃダメなんだ。」という気持ちになってしまう。
意識していない限り、他人の影響を受けてしまうのは当たり前とも言えるので、仕方がない事である。本当は他人の信念を間に受けなければ良いだけなのだが。
ちなみに、「他人の頼み事を断るのは、自己中心的な奴」この文だけでは、間違えた事は言っていないかもしれない。
ただ、言葉の裏に隠された、「自己中心的な人はダメ」というニュアンスは、正しいとは言えない。
自己中心的で結構なのである。
「頼りにされているのは光栄だが、〜という理由で出来ないんだ」ときちんと説明すれば、納得してもらえるはずだ。
別に、ダメな奴だとは言われないだろう。
後者の「自分自身が今まで持ち続けてきた信念の影響」は、
他人の影響からか、自分自身も
「頼み事断る⇒自己中心的⇒ダメ」
と考え続けてきた事の影響である。
長い間、自分自身が信念として抱えてきたものなので、かなり硬い。
これは無意識的に作られてしまった信念であるが、意識的に信念を作る事も可能である。
人は意識していないと、周りの影響を受けたり、欲しくないものを引き寄せ始めてしまいがち。
常に意図的な創造をしていくためには、節目ごとに意図を確認をしていく事が有益だ。
「節目ごとの意図確認」をすれば、この2つの障害物を抜け出す事は出来る。
「節目ごとの意図確認」とは、
文字通りそれぞれの節目で一度立ち止まり、「この節目の自分の意図は何だろうか?」と自問していく事である。